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WHITE NOTES

主にトッテナムホットスパーの分析

トッテナム×アーセナル

スパーズスタメン:ロリス、ウォーカー、アルデルヴァイレルト、ヴィマー、ローズ、エリクセン、ダイアー、デンベレ、ラメラ、デレアリ、ケイン

アーセナルスタメン:オスピナ、ベジェリン、メルテザッカー、ガブリエル、ギブス、ラムジー、コクラン、エルネニー、サンチェス、エジルウェルベック

スパーズはデンベレが復帰。アーセナルの構成が少し変わっていて、2センターにエルネニー、その1列前にラムジーを起用している。

 

・スパーズ対策

徐々に明らかになってきたポチェスパーズの形。形が見えてくれば対策されるのも当然で、この試合は主にラムジーの起用法に色が見えた。

コクランとエルネニーでしっかりバイタルをケアし、その上にラムジーを置く。いわゆる2センター補佐のような動きで、バイタル脇、スパーズのボランチ(デンベレダイアー)を見る等サイドハーフに任せるには厳しい役割を設定できるのが強みだろう。前の3人(エジルウェルベックサンチェス)は前に残り、プレスを仕掛ける。

スパーズのサイドハーフ(デレアリ、ラメラ)は極端に絞る。バイタルで縦パスを受けて起点を作る役割があるが、ラムジーがいることで少し難しい展開になった。CBSBの押し上げ+3枚のCHに挟まれる中で繋ぐのは難しく、ラムジーが絞ることによってできたローズのスペースとデンベレエリクセンを中心に試合を進めていた。

 

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25分にスパーズに決定機。フリーになったローズからデンベレに渡り、デンベレがラメラとワンツー。更に横にいたエリクセンに繋いで一気に縦のケイン、パスのこぼれ球をウォーカーがマイナスに送ってラメラがシュート。左サイド→中央→縦→右サイド→中央と、崩し方としてはとても綺麗な形だっただけにオスピナを褒めるしか無いかなと。

スパーズのディフェンスは4-4-2。前2枚がCB、サイドハーフサイドバックボランチにガンガンプレスに行って、後ろが連動する仕組みはほとんど浸透しているだろう。

アーセナルエジルウェルベック中心に攻める展開が多く、エジルがデンベレとサイドハーフの間で受けて起点作り、ウェルベックはアルデルヴァイレルトにスピード勝負を仕掛けるシーンが目立つ。特に後者は何回かチャンスを生み出していた。

38分にアーセナルがその形で先制する。スローインからウェルベックがアルデルヴァイレルトとヴィマーの裏を取り逆サイドのベジェリンに展開、中に戻してラムジーのヒールが炸裂するという実にアーセナルらしい攻撃をやられた。これに関してはアーセナルを褒めるしか無いと思う。ダイアーのパスカットが相手側に転がってしまった不運にラムジーの素晴らしいシュートが重なった。

 

後半もほとんど同じ展開で試合は推移。少しアーセナルが前に強くなった。

54分、コクランが退場。前からくるアーセナルをロングボールでかわす。ケインがギブスの裏に走り込んだ時点でコクランが後手を踏んでいたのは分かるけど、安易なスライディングだったと思う。

60分スパーズ同点。コーナーキックの直前のデンベレのキープがとにかく素晴らしい。中盤で引きつけてローズが走るスペースを作り、直後のコーナーをアルデルヴァイレルトが逆足で打ち込んだ。

勢いのまま縦に走るスパーズ。ヴィマーのロングボールに走り込んだデレアリのヒールパスでフリーになったケインのスーパーミドルで逆転!

段々と打ち合いになったノースロンドンダービー。ダイアー、ケインのシュートのどちらかを決めていれば勝っていた可能性もあったが、75分にアーセナルが追いつく。エリクセンのクリアボールのこぼれ球をベジェリンがシュート、ローズがブロックするもメイソンのパスが繋がらず、ショートカウンターを浴びる。ラムジーからベジェリンに展開され、デンベレの裏に走り込んだサンチェスの冷静なフィニッシュが決まる。

このシーンはメイソンの判断が勿体なかった。押し込まれていた分大きくクリアしても良かったし、ラムジーが前を向いた時にもっと詰めれたはず。

その後はお互いに打ち合うもロリスがオスピナが防いで試合終了。

この試合は攻撃面で少し改善点が見えた。ケインとデレアリが前を向いた時にもう少し連動した攻撃が欲しい。ミドルのコースが見えたら打つ姿勢も大切だが、違う選択肢があった方がよりミドルシュートが際立つとは思う。